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2011年3月28日 (月)

忘れないために・・・

今日は震災当日のことを書かせて下さい。日常の忙しさで忘れてしまわないように・・・

母しゃんは仕事中でした。

患者さんをベッドに腰掛けさせた、その時、奴は来ました。すぐに終わるだろう、って思ったけど、終わらない。

咄嗟に横になってもらい、布団を頭から被せた。

その家にはもう一人車椅子で生活されている方がいて…

隣のリビングにいて、手すりに掴まっているのを確認。

ベッド脇に大きなタンスが2つ。タンスの上を利用して、物干し竿が2本。ヤバいと思った瞬間、物干し竿が上から降ってきた。

私は患者さんの頭を覆うように上から被さった。物干し竿と電話が母しゃんの上に落ちてきた。不思議と全く痛みを感じなかった…

それと同時に隣の部屋からガラガラガッシャンって言う音と悲鳴。

向こうの方が物が多い・・・そう思った時には既に遅くて。

顔をあげたら車椅子に座っていた方は首周辺が血だらけ。

車椅子の上には本や食器が散乱。

怪我をさせてしまった。これは私の判断ミスだと思う。

出血部位が分からなくて…でも揺れは止まらなくて。

倒れた家具が邪魔して、車椅子を動かすことも出来なくて。。

やっとこ見つけた出血部位は耳の後ろ。すぐに止血。

ちょうど15時から入るヘルパーさんが到着。

一人を任せて、ベッドの方へ移動。

こちらは怪我はなし。

そしてその近所にもう一人、患者さんがいることを思い出す。

吸引が必要な方で、車椅子に乗せなきゃない。。

後ろ髪を引かれながらも、その場をヘルパーさんに託し、母しゃんは外へ。

走った、走った。

近所の方達が玄関をふさいでいて、中に入れない。

ベッドに寝ている旦那さんの頭の上に覆いかぶさっているご家族。

車椅子に乗せるのと同時に大声で「助けて下さい」って叫んでみたら、

何人もの人が来てくれて・・・

車椅子の通路を確保したい旨を説明すると、

倒れたものをどかしてくれた。

でも外に出していいものなのか??

一瞬、迷ったけど、このままではどうしようもないから屋外に。

避難所まで連れて行って欲しい旨を周囲の人に話し、託す。

そしてさっき走った道のりをまたダッシュ。

先ほどの家では息子さんが吹っ飛んで帰ってきてくれた。

次に頭を過ぎったのは、次の時間に入ろうと思ったお家。

災害時マニュアルが頭をよぎる。

どうするんだっけ?

現場の安全を確認したら。。。

次は医療度の高い人達!!

地震で停電だから、酸素を使っている人や吸引の必要な人!!

車で移動する間も余震が続く。

止まらなきゃならないのに、止まってられない・・・急がなきゃ。

自宅前を通過、ちょうど病院前に先生の姿発見!!

今日はきっと家に帰れないだろう。。

りんしんを先生に託さなきゃ・・・

先生に付き添ってもらい、家の中へ。

二人とも尻尾を振って飛び出してきた。

生きてた・・・

急いで首輪をしてリードをしようとするんだけど、

手が震えて、首輪もリードも付けれない・・・・

殆ど、先生がしてくれた(笑)

外に出したら、りんしゃんのテンションMAXに・・・

散歩だと思ったらしい(笑)

そのまま先生にお願いして、すぐに車に。

既に避難させた後に到着。

次は・・・

午前中に伺った老世帯の家。

医療度は全く持って高くなかったけど、午前中に倒れそうな家具がいっぱいあることが気になっていたの。

裏道を通過してたら、雪が降ってきて・・・

あっという間に猛吹雪。

何?おかしいよ・・・

怖かった、どこをどんな風に走ったのか、記憶がない。

老世帯の家はここが危ない、って言った箇所が、全部倒れてて…

脚の踏み場もないくらいに。 怪我をしていないのが不思議なくらい。

あとは記憶がカットされてるんだけど… 運転しながら大変なコトが起きてる、って思った記憶だけはある。

酸素を使用している人達の残量は・・

停電中に吸引が必要になったら⁇ ・

エアマットが膨らまない、床ずれは・・

不安要素しか出てこず… 辺りが真っ暗に。

自宅にもどったら、父さんがいて… 一安心。

二人でりんしんを迎えに行ったんだけど、先生のポータブルテレビで津波も見て、初めて知った被害の大きさ。

ラジオで聞いていたのに、全く耳に届いてなかったんだね。

その日の晩、何も食べる気にならなくて… 父さんから話しがあったの。

「お前は最悪な事態が起きた時、俺たちを見捨てる覚悟を今すぐしろ」と…

「何があっても絶対に立ち止まらず、俺やりんしんのコトを考えずに一人で進め」と…

「そして多くの人を救うこと」

「今すぐ、ここで誓え」って…

そんな約束、出来る訳がない。

一人でどうしろと言うの?

私も一緒にいる…

でも父さんの顔は真剣で私は何も言葉を返せなかった。

これがあの日、体験したことの全てです。

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震災」カテゴリの記事

コメント

とうしゃんの言葉に涙がバーっと溢れ出しちゃった・・・
なんとすごい男でしょうか!!!
でも、りんママの心は、迷うよね。。。
でも、そんなりんママの迷いを吹き飛ばしてくれようとする
とうしゃんの優しさですね。。
とうしゃんに惚れました(汗

あらためて聞くと、本当にすさまじい状況だったのですね。
東京も、ひどく揺れて、建物が壊れたところもあったのですが
全然比べ物にならないくらいの酷さですね。。

そんな中、自分のことより、患者さん達の為に走り回ったりんママも
アッパレです。
患者さん達は、どんなに救われて、どんなに心強かったか・・・

そして、りんしんを託せる先生がいてくださって、本当にありがたいですね。

パパさんの言葉の重み(意味)がすごく泣けました。りんママを人間としてすごく尊敬しているけど、やっぱりりんママの旦那様ですね。パパさんもすごすぎるよ。。。
私が同じ立場になったらと思うと胸が押し潰されそうに痛みます。
あの大地震に襲われた直後また色んな不安があるなかでよくそこまで冷静に判断して行動できましたね。
患者さん達もりんママが助けに吹っ飛んで来てくれて本当に安心したし感謝していると思います。りんママ本当にありがとう。

これ以上ひどい状況がりんママ達や被災者の方達に襲ってこないよう祈るしかできない自分の無力さをつくづく痛感し本当に情けないです。

りんママがこんな非常事態でも冷静に行動される方なんでママの教育のおかげでりんしゃんも肝が据わっていて地震の揺れにも動じないワンコに育ったのかなw

こんな大変なときに、りんママさんは災害時のマニュアルまで思い浮かべて落ち着いて行動してたね。
足の踏み場もないようなところで、本当に大変だったと思います。
パパさんが帰宅難民にならずに、家にいてくれたのも心強いね。
パパさんの言葉も、男の決心が伝わってきます。
そしてりんちゃんやしん君に怪我がなかったのも、本当に良かった。
まだまだ落ち着くには時間が掛かるけど、無理だけはしないでね。

とうしゃんはりんままさんのことを信頼・尊敬・誇りと思ってらっしゃるんですね。でも、りんしんのことを考えずなんて、難しすぎるよねぇ
とうしゃんの広い心と深い愛情、惚れなおしたんじゃ^^
りんままさんも患者さんのことで頭の中一杯で一生懸命で・・・
真似できないよ~ 普段から、愛情を持ってお仕事されている証拠だね。
パニックになって、オロオロしてもおかしくない状況なのに・・

りんままさん、怪我なくてよかった

父しゃんはちゃんとりんままの事わかってるんだね~

「お前は最悪な事態が起きた時、俺たちを見捨てる覚悟を今すぐしろ」と…

「何があっても絶対に立ち止まらず、俺やりんしんのコトを考えずに一人で進め」と…

「そして多くの人を救うこと」

「今すぐ、ここで誓え」って…

この言葉はりんままの仕事の事理解しててりんままに少しでも負担がないように
考えてくれてるんだなぁ~って父しゃんのやさしさだね・・・
でも本当ひとりではどうしようもないよねっ!!確かに・・・
りんちゃんしんくんも素敵な夫婦だけどりんまま夫婦もとっても素敵な夫婦だよ!!

わぁーーーんcrying  また会社なのに…  
りんママの目の当たりにした現実に… パパしゃんの言葉。。。
涙が止まらない…( ´;ω;`)ブワッ

そんな酷い状況で…りんママの冷静な行動力!!
自分の事は、後回しで患者さんの為に走り回るりんママ。
凄い! 本当、そんな状況で怪我無くて良かった。。。

すごい重みのある言葉…
父しゃんもすごい覚悟で言った言葉だよね。。。
でもりんままならそうするって、父しゃん、ちゃんと分かってるんだね。
だれもが慌てふためくその状況だって、りんままはちゃんと仕事全うしてるんだもんね。
いや、それ以上に本当にりんままに救われた人がたくさん。
りんままたくさんの人を助けて、気遣って。

最悪の事態って…もう二度と起こらないことを心から願うよ。

父しゃんの言葉は重いですね・・・
でも、命を預かって仕事をしているりんままの使命なんでしょうね。
私なら、出来るか・・・?
りんままだって父しゃんやりんしゃん、しんくんが居なかったら・・・
父しゃんと母しゃんは愛よりもっと深いなにかでむすばれているんですね。父しゃんには母しゃん、母しゃんには父しゃん、りんしゃん、しんくんには父しゃんと母しゃんが居ないとダメ!
りんままさん、とっても素敵な家族です。この家族が居る限るりんままさん何があっても頑張れますね!

とうしゃんの言葉に泣かされたよ・・・
りんママを本当に理解しているんだね~
とうしゃんもかなりの覚悟で話したんだね・・・辛かったと思うよ
まだまだ、余震が続いているようで心配です、身体に気をつけて下さいね。

この記事を読んで、日々健康に無事に暮らせていることに
感謝しなければって思いました。

父しゃんは顔だけじゃなくて、心から尊敬できる方ですね。
でも、父しゃん、りんしゃん、しんくんを見捨てるなんて絶対
できませんよね~ 
だって、3人がいるからりんまましゃんが頑張れるんですよね。

あの地震の中をわが身の危険をを顧みず、患者さんのために
走り回っていたなんて…りんまま無事でいてくれてありがとう。

こんばんは。

地震から三週間が過ぎようとしているんですね。夜、安心して眠れてますか?
りんままの仕事に対するプロ意識尊敬です。とぉしゃんの言葉、ガッツんと胸に響きました。
今日、勤務先会社の選抜チームの人達が岩手・宮城・福島チームに分かれて医療器材を病院に届けに出発しました。ネブライザや携帯型心電計・血圧計、生体情報モニター。
企業でできること。精一杯、やってきて欲しいです。

りんしゃん・しん君、私にできること何かないかな?
りんまま、何かお手伝いできることあったら言ってくださいね。

りんままさん、すごく大変な思いをされましたね・・・

思わず涙がでました。

最近はいろいろと災害時のお話を聞く事が多くなってきました。
なんともすさまじく、言葉がでません・・・ 

パパさんのお言葉、とても胸に響いたよ・・・

私だったら、とっさにどれが1番に優先しなきゃいけないか、考えられないなぁ。

でも、そう思ってくれたパパさん。 リンママさんへの愛情が感じられるconfident 

りんままさん自身も被災しておられるというのに、冷静な判断と、ファイトある行動で頭が下がります。私だったら、どう対処出来るだろう...。とても考えさせられました。マニュアル。最近は、何でもかんでも全てマニュアルでがんじがらめです。うんざりしていた自分が恥ずかしくなりました。

医療従事者は、患者と家族の狭間で葛藤するんですよね。だけど、医療従事者も一人の人間なんです。大切な家族が心配な時は、家に帰ってもいいと思う。一緒にいてもいいと思う。その時々で状況は変わると思いますが、その瞬間「こうしよう。こうした方が良い」と思ったことが最善の策だと思います。お父さんの決意表明が、有難いような淋しいような複雑な気持ちになったこと、とても共感出来ます!!

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